• テキストサイズ

レッテル 1

第41章 放たれる銃弾




「わぁ、さくちんいいなぁ。」

麻央達が駆け寄ってくる。

「そんなことないよ。」

あたしは、笑顔で言った。

ゾクッ―――

その瞬間、後ろから背筋のが凍るような視線を感じた。
後ろを振り向く。
すると、何人かのグループの女子が此方を見ていた。
ジッとあたしを睨み付けている。

佐々木君の追っかけかなにかだろうか?

あまり関わりたくない。

「あれ、6組の笠井(かさい)達のグループだよ。」

物知りの美奈子が頭を掻いた。

「あいつ等さぁ、佐々木君にベッタリで目つけられると面倒臭いよ。」

「笠井?」

聞いたことない名前だ。
どちらにしても面倒臭い事は避けたい。
あんまり、佐々木君に関わらないようにしよう。


あたしは、そう思った。


/ 1026ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp