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レッテル 1

第41章 放たれる銃弾




「わかがし、やはり豪龍会の奴等が…。」

いくらか走った所で、車を道脇に止めて後部を見ていた。
そこには何かが当たったような跡がある。
それを見ながら部下が呟いた。

「だろうな。」

そう言って、宗次郎は後部座席のドアを開けた。

「わかがし?」

「今は時間がない、行くぞ。」

車に乗り込む。

「はっはい!!」

慌てて部下も乗り込んだ。
そして、車は走り出す。

「………。」

宗次郎は口を閉じていた。
目を閉じて考え事をしているのだ。
だから、誰も言葉を発しなかった。




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