• テキストサイズ

レッテル 1

第40章 回収野郎



「我沒有錢,現在,請・原諒。
(今はお金が無いんです。許して下さい。)」

中国人らしき女は中国語を話ながら頭を下げた。

「あぁ?日本語しゃべらんかい!!」

女の髪を掴む。

「我不會・日語向我。(私日本語話せないんです。)」

泣きながら女が訴える。

「不要・・。大媽。(嘘つくなオバハン)」

加藤が中国語を話した。
すると、女が舌打ちをした。

「あんた、ただじゃおかないネ。痛い目あうとイイヨ。」

女が加藤を睨み付ける。

「なんや?ワシに喧嘩売っとんのかい?」

「閉嘴!(だまれ!!)」

プッ―――

女が唾を吹きかけた。
頬にねっとりと唾液がつく。

「上等やないかい。オバハンでも売れるような熟女パブ紹介したるわ。」

「離開!(離せ!!)」

髪を掴んだまま加藤が引きずると女が騒ぎ始めた。
けれど気にせず引きずり近くにあったティッシュで唾液を拭った。
「ワシや。今日新しいオバハン入るで?中国人やけど、顔はまぁまぁや。いつものように紹介料とコイツの収入の5割頼むわ。」

そして、携帯を取り出し電話をかけた。

「おぅ、なら今から連れていくさかい用意しときーや。ほな、また。」
そう言うと、加藤は電話を切った。

「ケン、行くで。」

「うっス。」

部屋を出た。



/ 1026ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp