第39章 日本男児達の逆襲
「…最悪。服が汚れた。」
鼻から出る血を拭いながら、イアンはユラユラと立ち上がった。
「顔も…。」
ゆっくりと顔を上げる。
「It kills.
It kills to the extent that a bony fragment does not remain, either!!
(殺してやる。骨の欠片も残らないくらい殺してやる!!)」
イアンの瞳孔が開いた。
「だから…日本語――」
バキッ―――
「ぶっ―――」
イアンの回し蹴りが頭に入った。
ガシャンッ―――
テーブルに叩きつけられる。
「A lower race!!(下等人種が!!)」
ドコォッ―――
「ふぐぁっ―――」
続いて踵落としが腹にめり込む。
誠也君は血を吐き出した。
カチャ――
イアンが銃を取り出した。
銃口を彼の頭に向ける。
「Disappear!!(消えろ)」
「だから…日本語喋れや!!」
グシャッ―――
「グッ―――」
誠也君がイアンの股を蹴飛ばした。