第39章 日本男児達の逆襲
その頃、ジョンと藤崎先輩は殴りあっていた。
しかし、ジョンの方が押している。
「猿がライオンに敵うわけないネ。」
地面に膝を着いてる藤崎先輩に方指を振りながらジョンは見ていた。
「知らないのか?……時には小動物は大型動物を越えるんだバカ野郎!!」
バコッ―――
「ぐふぁっ――」
立ち上がった藤崎先輩の蹴りがジョンの鳩尾に入った。
唾液を垂らしながらジョンがよろける。
「日本人は後半から強くなるんだ。さっさと来いよ、で具の棒。」
藤崎先輩が手で挑発する。
「shit!!(クソっ!!)猿が!!」
バコッ―――
ジョンの拳が左頬に入った。
「痛くねえっ!!」
バコッ―――
先輩のパンチがジョンの左頬に入る。
二人とも口角から血を流した。
「なかなかタフネ。」
「当たり前だ!!」