第39章 日本男児達の逆襲
「懲りずに来るとはさすがバカ猿。」
上からジョンが彼を見下ろしている。
「日本人は負けたら倍返しすんだよ。」
下から誠也君が睨み付ける。
「なら、出来ないように潰してやる!!」
シュッ――
バキィ――
「……っ………。」
ジョンの拳が宙を切った。
しかし、ジョンの腹に拳が入る。
彼ではない。
「お前の相手は俺がする。行けッ、誠也!!」
「あぁ。」
藤崎先輩のだった。
誠也君は返事をすると階段を降りて行った。
「まだ、生きてたのか…ゴミガ。」
ジョンが上から藤崎先輩を睨み付ける。
「ゴミは以外とタフなんだ…しってたか?」
藤崎先輩も睨み付ける。
「左腕が使えないくせに?」
「テメェは片手で充分だ!!」
藤崎先輩がジョンに殴りかかった。