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レッテル 1

第37章 僅かな希望




同時刻。

今、何時だろうか。
先程からベットに座らされている。
イアンは椅子に座って無言でこちらを見ているだけ。
鎖は握られたままだ。

なんだか身体がダルい。

馴れない環境とストレスで体調を崩したようだ。
頭がクラクラする。
呼吸も乱れる。
頬も熱い。
瞼も重くなって来た。

「Does a Japanese woman do so and invite a man?(日本の女はそうやって男を誘うのか?)」

彼が立ち上がった。
どんどん近付いてくる。

「暇潰しに遊んでやる。」

彼が何か呟いた。
意識が遠退いてきているので何を言ってるのか分からない。

もうだめだ。

ドサッ――

あたしは倒れた。



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