第35章 地獄
ガシッ――
「痛っ!!」
「If it understands .... Eat quickly!!(わかったら……さっさと食え!!)」
イアンはあたしの所まで来ると、髪を掴み引きずった。
「放して!!」
必死に抵抗してみるも、力の差は歴然。
どんどん、引きずられる。
「Eat!!(食え!!)」
ペット皿の前で床に押し付けられる。
四つん這いでそれから放れようとするが、ペット皿がだんだん近くなる。
「い……や。」
手錠のせいで力が入らない。
もうだめだ。
「Make it random, Ian. It does too much.(イアン、いい加減にしろ。やり過ぎ。)」
急に押さえつけられる力が弱くなった。
ジョンがイアンの腕を掴んだのだ。
「What!?(何が!?)」
イアンがジョンを見た。
「It is flying into a temper so much why?(なんでそんなにムキになってる?)」
「.... It has not become!!(なってない!!)」
再び力が強くなった。
「Stand!!(立て!!)」
「痛い!!」
「Early!!(早く!!)」
髪を強く引っ張られる
立ち上がると、引きずられるように彼の部屋に連れて行かれた