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レッテル 1

第35章 地獄



「It is that you can operate.(お前が運転出来るとは…)」

助手席に座るジョンが呟いた。

あたしは後ろに寝かされている。
手には手錠を、足には足枷を付けられているため身動きがとれない。

「Would you like to be killed?(殺されたいか?)」

運転するイアンが横を見た。
顔が見えないがきっと無表情だ。

「It withholds and gains.(遠慮しとく)」

ジョンが頭を掻いた。

「あの…。」

涙が渇れたあたしは口を開いた。

「What?(何?)」

ジョンが振り向いた。

「…あたし…どこに連れていかれるんですか?」

不安になりながらも尋ねてみた。

「お前が苦しむような所。」

イアンが呟いた。


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