第33章 恐怖再来
「Come and be.……Foolish monkey(来いよ。…バカ猿)」
ジョンが指を上げて挑発している。
「猿じゃねぇっ!!」
シュッ――
殴りかかったがジョンが拳を避けた。
「It is a good punch.……But(いいパンチだ。…だが)」
バコッ――
「かはッ――」
誠也君の鳩尾にジョンの拳が入った。
彼の口から胃液が飛び出る。
「まだまだ甘いネ。」
ジョンはそう呟くと誠也君の髪を掴んだ。
「知ってるカ?バカ猿とライオンじゃpowerの差がありすぎるんだヨ。生まれつき身体の造りが違うんダ。」
「うるせぇっ!!」
バキッ――
「ぐふっ――」
ジョンの顎を誠也くんが殴り飛ばした。
思わず手を離した。
彼の口から血が流れ出る。
「shit!!A monkey should not get carried away!!(クソッ!!猿が調子に乗るな!!)」
そう言って、ジョンは血を拭った。