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レッテル 1

第30章 恐怖




「わりぃ……誠也。」

頭を掻きながら大川先輩が言った。

「先輩、大丈夫――」

「逃げてろ、あぶねぇから。」

大川先輩が千加を突き放す。

「桜、お前も逃げろ。」

真剣な顔で彼があたしを見た。

「うん。行こう。」

あたしは千加の手を握ると逃げた。





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