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レッテル 1

第30章 恐怖




シュッ―――

シュッ―――

ガシッ―――

「くっくそっ――」

誠也君の頭を亜久里が掴んだ。

バコッ――

バコッ――

バコッ――

「ぐふぁっ――オェッ――」

亜久里は的確に鳩尾を狙った。
拳がどんどん食い込んでいく。


ボタボタボタ――

誠也君は血を吐いた。

「ヒャハハハハ――!!」

バコッ――

バコッ――

バコッ――

まだ続ける。

「くっ……クソが!!」

バキッ!!

誠也君は腹を思いっきり蹴飛ばした。

ドコン―――

亜久里が壁にぶっ飛ぶ。

ドサッ―――

誠也君は地面に落ちた。

「なんなんだよ…テメェはよ――。」

ゆっくり近づく。

ポタ…

ポタ…

口から血が流れていく。
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