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レッテル 1
第3章 罪と罰
なんで?
なんでなんでなんで?
あたしは走った。
とにかく彼から離れたい。
そう思った。
ドンッ…―――
誰かにぶつかった。
「朝日さん?」
そう呼ばれてあたしは振り向いた。
「よ…しだ君?…ごめんね…。」
ポロポロと涙が溢れて来る。
「どうしたの?それにその格好…。」
彼はあたしから目をそらした。
「あ……。」
自分の姿を見て恥ずかしくなった。
「これ着て。」
吉田君はブレザーを脱ぐとあたしにかけた。
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