第27章 女の子の日
やっと、彼女のイライラの原因が分かった。
俺は仕方なく部屋を出る。
そして、彼女がいつもしている洗濯物や風呂掃除をした。
とりあえず、ご飯も作ったが彼女は食べるだろうか?
「………。」
そんな時二階から彼女が降りてきた。
やっぱり、どこか不機嫌そうだ。
リビングのソファーに座ると直ぐに彼女は横になった。
「飯食えるか?」
恐る恐る聞いてみる。
「いらない。」
彼女は此方を見ずに応えた。
「姉御、どうかしたん?」
テーブルに座った勇人が尋ねてくる。
「……女の日なんだと。」
声を潜めて言った。
「なんだそれ?」
勇人が首を傾げる。
「オメーにはまだはえーよ。」
勇人の頭をかきみだした。