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レッテル 1
第27章 女の子の日
翌朝。
「おはよ。」
支度を整えた彼女が笑顔で二階から降りてきた。
化粧もバッチリで髪の毛をお団子にしている。
「姉御元気になったん?」
トーストをかじっている勇人が彼女を見て言った。
「うん、今日は調子いいの。」
鼻歌を歌いながら彼女がテーブルに着いた。
「………。」
俺はそんな彼女をジッと見た。
「何?」
笑顔で首を傾げている。
「……いや。」
俺はそう言うと、トーストをかじった。
女って本当わかんねぇ。
でも女の日は彼女には優しくしてやろうと心に誓った。
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