第27章 女の子の日
「……俺の事嫌いになった?」
煙草を吸いながら彼が呟いた。
この人はなんでそういう考えしか浮かばないの?
思わず睨み付けてしまう。
この人には一から説明する必要がある。
「あのね…」
あたしは重たい口を開いた。
「今日は女の子の日なの!!」
「女の日?」
彼が首を傾げる。
「だから……生理なの!!」
「あっ…あぁ…。」
ようやく理解したのか彼が頭を掻いた。
「すごくお腹や腰が痛いし、イライラするの!!わかる!?」
「…いや、女じゃねぇから――。」
「とにかく、すごくきついからそっとしといて!!」
あたしは再び布団に潜った。