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レッテル 1

第27章 女の子の日




「……俺の事嫌いになった?」

煙草を吸いながら彼が呟いた。

この人はなんでそういう考えしか浮かばないの?

思わず睨み付けてしまう。

この人には一から説明する必要がある。

「あのね…」

あたしは重たい口を開いた。

「今日は女の子の日なの!!」

「女の日?」

彼が首を傾げる。

「だから……生理なの!!」

「あっ…あぁ…。」

ようやく理解したのか彼が頭を掻いた。

「すごくお腹や腰が痛いし、イライラするの!!わかる!?」

「…いや、女じゃねぇから――。」

「とにかく、すごくきついからそっとしといて!!」

あたしは再び布団に潜った。


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