第27章 女の子の日
彼女の機嫌がますます悪くなってしまった。
今は、ベットで寝ている彼女を目の前に煙草をふかすしかない。
意味が分からない。
いつもならなんでもない事なのに、今日の彼女は非常に短気だ。
まるで"近付くな"と言ってるようなオーラを醸し出している。
「………。」
やっぱり、他に好きな奴でも出来たんじゃないだろうか。
もうそれしか考えられない。
「…あのさ――。」
拒否されるのを分かっていて彼女に話しかける。
「………何?」
眉間にシワを寄せて不機嫌そうに彼女は振り向いた。
「…俺の事嫌いになった?」
ダメ元で聞いてみた。