第27章 女の子の日
あー、お腹痛い。
腰も痛い。
家に帰るとあたしは死んだように彼の部屋のソファーに座っていた。
洗濯物も溜まってる。
畳まなきゃいけないけど、動くのがダルい。
お風呂掃除もダルい。
「…なにしてんだよ?」
そういう時に限って彼が帰ってくる。
なんだか、ますますイライラしてきた。
「なんかあったんか?」
無神経な彼は隣に座ってくる。
もう放っといてほしい。
「………。」
あたしは黙って彼に背を向けた。
「おい…。」
彼が揺さぶってくる。
イラ…――
「なぁ…。」
更に揺さぶる。
イライラ…――
「桜……。」
彼が覆い被さってきた。
イライライラ……ブチッ―――
「あー!!うざい!!誠也君なんて大嫌い!!」
あたしは彼から脱け出すとベットに潜り込んだ。
ますます、お腹が痛くなった。