第27章 女の子の日
おかしい。
あの態度は絶対におかしい。
男の影がある筈だ。
俺は彼女にばれないように尾行した。
PM4:12
学校の近くで男に話しかけられていた。
サラリーマンらしき男だ。
怪しい。
男は何かを渡すと頭を下げて歩いていった。
容疑者1。
PM4:21
今度は駅で他校の男に何か渡される。
それを笑顔で受け取るとすぐに別れる。
容疑者2。
PM4:56
電車を降りて真っ直ぐ帰路へ向かうも車の男に話しかけられ笑っていた。
そして、頭を下げて別れる。
容疑者3
PM5:15
家の前で金髪の男に話しかけられる。
あ、あれは勇人か。