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レッテル 1

第26章 頂点を狙う者




「ほんま、遅いなぁ…最後までヤってまうで?」

男がズボンに手をかけた。

「きゃあぁぁぁああ!!」

近くで女の叫び声が聞こえてきた。

バタン―――

ドアを閉める音も。
何かが地面を叩く音が、救世主の音色が聞こえてくる。

「やっときおったか。」

男はそう言うとベットから降りて上着を手にした。

「高橋、持っとれや。」

上着を高橋に渡す。

「嬢ちゃん、服きぃや。もうせんさかい。」

「………。」

あたしは、男を見ながら散らばった下着や制服に手をかける。

バンッ―――

音が隣まできた。

「なんかワクワクするわ。」

ボキボキと男が首を鳴らした。



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