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レッテル 1

第23章 デート(仮)




「うるさい!!きも男が!!」

キーキーキーキー女達が叫んでいる。

猿か。

「あぁ、うっせぇな。」

彼が耳を押さえた。

「お前等みてぇな妖怪に好かれても少しも嬉しくねぇんだよ。ホントに好きなやつに好かれるだけで充分なんだよ、俺は。」

そう言って彼はあたしの腕を掴んだ。

「あとさ、お前等が着てる服全然にあってねぇ。望月、一度眼科を行くことをオススメするわ。」

そして、バイクへ歩き出した。
後ろで女達が叫んでいたが耳に入らなかった。
今が幸せだから。
後、気分が良い。

ブォンブォンブォン―――

「二度と現れるなよ妖怪共。」

彼はそう言うとバイクを走らせた。




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