第23章 デート(仮)
「なぁに、しんちゃんあいつ等。マジキモいんだけど。」
化粧の濃いババアみたいな女が言った。
テメーに言われたくねーよ。
あたしは心のなかで毒気づく。
「中学の時の同級生と後輩ってか元カノ。」
「ふーん。」
望月先輩の言葉にケバい女達があたしを見てくる。
「男も女も中の下ってとこね〜。」
キャハハハと女達が笑っている。
だから、テメー等に言われたくねーよ。
さらに心のなかで毒気づく。
「そんなこといっちゃダメだよ。…まぁ、ホントの事だけどね。」
望月先輩も笑いだした。
うざっ。
「しんちゃんにフラれるとかかわいそー。」
後ろにいた女が言った。
いや、フったのあたしですけど。
コイツ等の脳内どうなってんだ?
あたしは睨み付けた。