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レッテル 1

第23章 デート(仮)




「なんで、準備に一時間もかかんだよ。」

不機嫌そうに彼がバイクに跨がった。

「だって…デートだから。」

ハイヒールを履いたあたしは必死でバイクに跨がろうとした。

「しかも、そんな高い靴履くんじゃねーよ。」

彼が手を貸してくれた。

「だって…大人っぽいでしょ?」

無事に後ろに座れたあたしは笑顔で言った。

「…女ってわかんねー。」

彼は頭を掻くとエンジンをかけた。

ブォンブォンブォン―――

バイクを吹かす。
そしてバイクをバックさせると道路へ走らせた。




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