• テキストサイズ

レッテル 1

第23章 デート(仮)



「おい。」

「…ん……。」

次の日。

AM10:15

寝ているあたしを彼が揺さぶった。
重たい瞼を擦りながら彼を見る。

「…あれ?なんで着替えてるの?」

黒の上着にジーパンをはいた彼が上からあたしを見ている。

「行くんだろ?」

「なにが?」

「……デート。」

彼はそう言うとあたしから目をそらし頭を掻いた。
首の金色のネックレスがキラリと光る。

「…え?」

昨日、諦めろって言ったんじゃあ…

不思議に思い彼を見る。

「…はやくしろ。」

彼はあたしを見ない。

「うん。」

あたしは、笑顔で返事した。


/ 1026ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp