• テキストサイズ

レッテル 1

第22章 超回復力




同時刻。

岩中興業事務所―――

「おい、松下ぁ。ワレ、何度おじきに恥かかしたら気がすむんジャ、オゥ?」

「すっ…すいません。」

ソファーに腰掛けて扇子を扇ぎながら加藤は松下を睨み付けた。
向かいに松下が座っている。

「ワシは言ったで?おじきに恥かかすなと。なのに…おどれは暴走族なんぞに叩かれおってからに、極道なめとんのか!?ぁあっ!?」

ダンッ――――

加藤は力強くテーブルに足を置くと松下の髪を掴んだ。

「す…すいません…次は―――」

「……次?んなもんあるわけねぇだろうがっ!!」

グシャ――――

「ふぐぅっ――――」

松下がテーブルに叩きつけられる。
鼻から血を吹き出した。





/ 1026ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp