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レッテル 1
第22章 超回復力
数日前――――
あたしはある人に電話をした。
『―――もしもし』
「あの…朝日 桜ですけど――」
『あぁ…君か。彼の容態はどうなった?』
「おかげさまで元気です。」
『そうか。』
「あの時はありがとうございました。」
『いや、気にするな。ちょっと今立て込んでてね、また今度電話してもいいか?』
「あ、はい。」
『じゃあ、失礼する。』
相手はそこまで言うと通話が切れた。
あたしは、ゆっくりと携帯をしまう
電話の相手は宗次郎さんだ。
本当に彼はいい人だ。
本当に……
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