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レッテル 1

第20章 犠牲




「もう少し我慢できるか?」

「え?」

「俺がよく通ういい店がある。」

それはどういう意味だろうか。
なんだか、変な想像をしてしまう。

だめだ、だめだ、だめだ!!

あたしは首を振った。

「どうした?」

彼がこちらを見た。
チラリと。

「なっなんでもないです。」

あたしは頬を紅潮させながら応えた。

何を考えてるんだろう、あたし。

彼に頬を見られないように俯いた

ブォンブォンブォン―――

そんな時、微かにバイクの音が聞こえてきた。



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