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レッテル 1
第19章 初会
「歳は十五。まだ、若いですが容姿端麗です。お気に召しましたか?」
チラリと相手を見る。
「…一度会ってみたい。それと、これは俺がもらっていいか?」
「どうぞどうぞ…それで。」
「なんだ?」
写真を懐にしまいながら宗次郎は松下を見た。
「実はお願いがあります。」
「だろうな。それは、分かっていた。」
「さすが、わかがし。」
「そんなお世辞はいい。早く言え、時間がない。」
宗次郎は腕に着けてある金色の時計を見た。
「はい、実は――――」
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