第18章 絶望から希望へ
「お前がガキの世話とかありえねー!!」
夜。あたしがお風呂に入ってる最中、幹部の人達が彼の家に来た。
勇人君の事情を聞いて驚いていた。
「でもさ、どうすんだ?」
「何が?」
勇人君の頭を拭いている誠也君に藤崎先輩が言った。
「ずっとこのままって訳にはいかねぇだろ。」
「まぁな。」
「でも、ギャンブル依存の奴何人も見てきたけど治すのは並大抵なもんじゃねーゾ?」
携帯を触っている竹井先輩が藤崎先輩を見た。
「パチとか遠隔だらけなんによくやるよな。バイクイジってる方がマシだわ。」
三善先輩が呟く。
「お前、珍しくいいこと言ったな。」
西村先輩が三善先輩を見る。
「まぁな。さて、いきますか。」
三善先輩が立ち上がった。
「どこに?」
皆彼を見ている。
「だから、俺の(ピー(自主規制))を風呂場の桜ちゃんに突っ込みに。」
「死ね!!」
「いてぇ!!」
誠也君が三善先輩の頭を殴った。
「お前、やっぱ馬鹿だな。」
西村先輩が呟く。
「何?皆、覗きたいとか思わないわけ!?桜ちゃんのピチピチの生尻に突っ込みたいとか思わないわけ!?それでも男かよ!!皆、(ピー(自主規制))ついてんのかよ!!」
三善先輩は真剣に言っている。
「黙れ!!人の女で何言ってんだテメェは!!」
誠也君が立ち上がって叫ぶ。
「覚えてねーのかよ!!あの時のムチムチに育った桜ちゃんの身体を!!
ゴクリ―――
三善先輩の言葉に幹部の人達が息を飲む。
「テメー何言ってんだ!!つーか、お前らも想像して(ピー(自主規制))立ててんじゃねぇ!!ぶっ殺すぞ!!お前等!!」
ギャアギャアと皆騒ぎ始めた。
勇人君は笑いながら見ている。
「あれ?誠也君何騒いでるの?あたし服持っていくのわすれちゃ……て?あれ…」
パサ―――
「あ。」
ドアを開けたあたしは皆に驚いて、タオルを押さえていた手をはなしてしまった。
「きっきゃぁぁぁあああ!!!!」
あたしの叫び声が響いた。