第18章 絶望から希望へ
「クソがっ!!年下の癖に生意気言いやがって!!」
迎えに来た車に乗った松下が叫んだ。
周りの者は驚いている。
「ま…松下さん、例の情報を―――」
隣に座っていた男が松下に大きな封筒を渡した。
「おぅ………この女か。なかなかの女だな、それに父親が朝日 道清…?どっかで―――。」
松下は考えていた。
「松下さん…?」
「まぁ、いい。光浦…失敗すんじゃねーゾ?」
「はい。」
光浦は頭を軽く下げた。
「………加藤の野郎……、ワシが食いつくしてやるわ。小物が。」
松下は拳を握った。