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レッテル 1
第18章 絶望から希望へ
「誠也君!!」
あたしは彼に近付いた。
「大丈夫か?」
近付いてきた勇人君に彼は尋ねる。
「うん。やっぱ、お兄ちゃんかっこいい!!すごく強いね!!」
勇人君は興奮している。
「おれは、全然強くねーよ。それに――。」
加藤が去っていった方を見た。
「どうしたの?」
あたしは不思議そうに彼を見た。
「いや…なんでもねぇ。」
そう言って彼は頭を掻いた。
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