第17章 危険な企み
「お待ちしておりました、佐々倉様。」
PMの7:00
飲み屋街にて。
"エメラス"と英語で書かれた大人の雰囲気漂う店の前に白いスーツを着た松下が頭を下げた。
目の前には、黒光りする高級な車が。
ドアを開けている。
「うむ、ちゃんと用意出来てるだろうな。」
少し太めの体型の黒のスーツを着た白髪頭の男が横目で彼を見ながら言った。
年配の男である。
「えぇ、それはもちろん。佐々倉様のお好みの者をご用意しております。では、どうぞ。」
松下は佐々倉という男を中へ招き入れる。
「いらっしゃいませぇ〜。」
女の媚びるような声が中から聞こえてくる。
女の格好は皆淫らで、紫の証明がなお引き立てている。
「では、ごゆっくりと…。」
松下は店のドアを閉めた。
そして、松下は歩きだす。
事務所の方へ。