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レッテル 1
第17章 危険な企み
少しのぼした。
脱衣場の鏡の前で髪を乾かしていた。
パラパラと明るい茶色の髪が揺れる。
後ろではジャージを着た彼がタオルで髪を拭いている。
あたしは、鏡越しにそれを見ていた。
「あ…。」
彼と目があった。
いつもと違う垂れた髪型に何だかドキドキした。
"よる"
彼の口が動いた。
"ガキがねたら"
さらに動く。
"しよう"
あたしは、顔を赤くした。
つまりアレだ。
心臓がバクバクする。
とりあえず頷いたけど、恥ずかしい。
あたしは、ワシャワシャと髪をかきみだした。
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