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レッテル 1
第16章 嫉妬とイジメ
黄色ブロックに戻っても吉田君はいなかった。
隣が空いた自分の場所にあたしは体躯座りで座る。
「どこいってたん?」
後ろに座っている麻央が聞いてきた。
「…ちょっとトイレに。」
あたしは曖昧に応える。
「ふーん、あれ…吉田は?」
空いた場所を彼女は見た。
「トイレで糞でもしてんじゃねーの。」
笑いながら山中君が言った。
「もう、あんた汚い!!」
嫌そうに山中君を麻央が見た。
「うっせー、バカ女。」
「はぁ?あんたに言われたくないし!!」
二人は、また喧嘩を始めた。
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