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レッテル 1

第16章 嫉妬とイジメ



「…なんで、男と一緒にいたんだ?」

やっと口を開いた。
でも、不機嫌そうだ。

「だって…ペアだから―――。」

「あいつの事好きになったんか?」

「…なんで?」

「手つないでたから。」

やっぱり彼は嫉妬深い。
それもかなり。
前からそうだったけど、最近かなり酷くなって来ている。
でもそれは、あたしが彼に心配かけているから。
優柔不断なあたしが、彼を不安にしているから。

「あたしが好きなのは誠也君だけだよ。」

彼の手を握った。

「なら、証拠見せて。」

彼がキスをしてきた。
激しく。

「マジでダルくね?」

人がきた。
それでも彼はやめようとはしない。


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