第13章 悪夢
「はぁ…はぁ…はぁ…。」
あたしは倒れていた。
橋田以上の事をされた。
もういやだ。
舌を噛みきって死にたい。
「そんなんゆるさねーよ。」
彼があたしの髪を掴んだ。
目付きが先程とは明らかに違う。
「誠也君来るってー。」
「え…。」
なんで、
なんで来るの?
お願い来ないで…
「どうするー?彼死んじゃうよー?」
「………。」
「助けたいー?」
「……うん。」
「じゃあさー、俺の女になるー?」
「………わかった。」
バシッ―――
頬を叩かれた。
「わかった?」
「……わかり…ました。」
「うん、よろしー。じゃあ、最後までしちゃおー。」
え…
全身の血が引くのを感じた。