第13章 悪夢
「ほらー、口開けてー。」
「いやっ……――。」
液体が顔目掛けて飛んでくる。
気持ち悪い。
もうやだ。
「ほら、口開けないから顔に着いちゃったー。」
ズボンを下ろした白石先輩があたしの前にたっている。
両手は男達に押さえられていて立つことが出来ない。
「じゃあ、お仕置きねー。」
バシッ――
顔を叩かれた。
先程から何度もやられている。
きっとあたしは今、アザだらけだ。
「次、なにしよっかなー?」
「……もう…やめてよ。」
消え入りそうな声で呟く。
「えー、じゃあ俺の事好きって言って。」
「いや。」
「ぶー。じゃーダメー。」
彼は再び同じことを続けた。