第13章 悪夢
「何だよこれ……。」
彼は目を見開いた。
「どうしたん?」
「桜ちゃんから?」
皆が携帯を覗きこむ。
その瞬間、皆も目を見開いた。
携帯の画面には下着姿で倒れている彼女の姿が。
全身、アザだらけだ。
怪我もしている。
ブーブー
その瞬間電話がかかってきた。
もちろん彼女から。
「誰だてめぇ…桜じゃねぇな。……白石か?」
低く唸るように彼は言った。
『ご名答。久しぶりだな、その節はどーも、秋本くーん。』
不気味な声で白石が挑発している。
「桜に何した?」
『んーとねぇ…可愛がっちゃった。可愛い顔で泣いて奉仕してくれるからさぁ、興奮してやり過ぎちゃったんだよねぇ。』
「テメェ…ぶっ殺す!!今どこにいんだよ!!」
『来るの?』
「あたりめぇだ!!」
『国道ずーっといった所の○○って今は使われてない倉庫。早く来ないと、最後までヤって孕ませちゃうぞ☆』
「テメェ…半殺しじゃすまねぇからな!!」
『んふ、そいつは楽しみだねぇ。じゃバイバーイ』
そこまで言うと電話は切れた。