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レッテル 1

第13章 悪夢




あたしは泣きながら走った。
拭っても拭っても涙が溢れ出してくる。

あたしは、屋上まで走った。
そして、声を出して泣いた。

「どうしたん、そんなに泣いて?」

そんな時、後ろから声がした。
振り向くと、金髪の髪の長い女の人がいた。
とても綺麗な人だった。

「良かったらおいで。」

彼女は両手を広げた。

「………。」

あたしは吸い込まれるように腕の中に入った。
彼女はあたしを抱き締めると優しく撫でてくれた。
女の人だけどまるで男の人みたいな温かさがあった。





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