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レッテル 1
第13章 悪夢
『あ、桜?俺だけど。』
「う…うん、どうしたの?」
『今日バイクで迎え行くっつったけど、無理になった。』
「え?」
『なんつーか、朝見たらバイクに細工されててよ、さっき修理だしたから――』
「…え…。」
あたしは携帯を落としそうになった。
さっきの封筒を思い出す。
『だから、今から歩いて迎え行くから遅れる。』
「…………。」
『桜?どうした?なんかあったんか?』
「え?う…ううんなにも!!」
『ふーん、なら走っていくわ。じゃあな。』
「うん。」
そこで通話は切れた。
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