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レッテル 1
第11章 夜空の花
「なーんてな。」
松崎君が笑った。
「冗談だよ。」
そしてあたしの頭を撫でる。
「つーか、今日のお前…。」
「何?」
「…なんでもねぇ。」
彼は頭を掻いた。
ほんのり頬が赤い。
「おい、何してんだよ?」
「はやく来ないと花火始まるよ?」
皆がこっちを見ている。
「おう、いくぞ。
「あ…。」
松崎君はあたしの手を握って歩き出した。
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