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レッテル 1

第10章 嘘と助っ人




「……。」

あたしは倒れていた。

もう嫌だ、もう嫌だ、もう嫌だ。

頭の中で何度もこだまする。

彼のため。

彼が助かるんだ。

頑張ろう。

「最後までやったら、助けてくれるんですよね?」

あたしは涙目で橋田に尋ねた。

「何の事だ?」

「え?」

「そんな約束した覚えはない。」

橋田は薄ら笑いを浮かべた。

「嘘つき!!」

あたしは涙目で叫んだ。

「証拠はあるのか?」

「……。」

「証拠をだせ!!」

橋田は叫んだ。



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