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レッテル 1

第10章 嘘と助っ人




「まぁ、事次第では君の話を聞いてやろう。」

ポンポンと橋田があたしの頭を撫でた。
ゾクゾクゾク―――
背中に悪寒が走る。
全身に鳥肌がたった。

彼が言ってることが理解できる。

つまり"身体"だ。

「桜に汚ねぇ手で触んな!!」

誠也君がさらに暴れだす。

「きたねぇぞ!!橋田!!」

「ホントにクソだな。」

「くたばれ!!」

「…………殺す。」

藤崎先輩が拳をボキボキ鳴らした。

「落ち着け!!拓!!」

「待てって!!」

「離せ!!」


3人で藤崎先輩を止めている。
いつも冷静な藤崎先輩が冷静さを失っていた。





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