• テキストサイズ

レッテル 1

第1章 彼氏




「ばかぁ!!」

「うぉっ!!」

あと少しのところであたしは棗を突き飛ばした。

ベットから棗は落ちそうになる。

「油断した!!あんた昔っからそうなんだから!!すぐ女に手出すとこ変わってない!!」

赤くなる頬を隠すように手で扇いだ。

「チッ、…たく知恵つけやがって。体だけ成長したかと思ったら頭も成長してたか。」

「なによ!!その言い方!!さっさと出てけ!!」

「へいへい。CDだけ借りてくわ。」

棗はそう言うとCDラックに置いてあったCDを取ると部屋をでていった。

「…たく、女好きなんだから!!」

変わってないそういうとこ。

昔から。

でも、誠也君も棗みたいだったら…

女に調子よくて

誰でも見境なく…

絶対いや!!

他の女に触れるなんて嫌!!

やっぱり今の誠也君が一番好き。

でも、あたしが今日怒らせちゃったんだ。

棗言うとおりだとしたら

やっぱりあたしのせいだ。

あやまりたい…

そう思うと無意識に携帯を取り出していた。



/ 1026ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp