第9章 冤罪
「誠也君…あたし…。」
「ん…どうした?」
「もうだめっ!!」
「おっおい!!」
誰もいない部屋。
あたしは、彼の股の上に股がった。
スカートの為か、彼のズボンが下着に密着する。
「凄い暑くて…――。」
あたしは薄いレースの上着を脱いだ。
「もう…――。」
顔を彼の顔に近づける。
「お前……。」
彼の下半身が膨らむのがわかった。
彼も近づいてくる。
「…やっぱり出来ない!!こんなのだめですよ!!」
「…へ?」
あたしはドアの方を見た。
「いやー、もう少しだったのに。でもいい演技だったよ。」
「俺等もマジ興奮した。」
皆がぞろぞろ入ってくる。
「お前等…。」
彼がうつむいた。
「ごめんね、誠也君。」
あたしは、彼の上から降りると彼に謝った。