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レッテル 1

第9章 冤罪




「ど…ど…どうした!?」

彼が慌てている。

「あーあ、誠也ちゃんが泣かしたー。」

「バカッ!!」

「いてぇ!!何でっ!!」

三善先輩が大川先輩に殴られた。

「な…なんか、安心したら涙が出てきちゃって――。」

出てきた涙を拭う。

「そっか、ごめんな。」

誠也君はあたしの頭を撫でた。

「帰るぞ。」

藤崎先輩が言った。

「おう。」

「帰るかー。」

「えっなんで!?」

「バカッ!!空気読め!!」

大川先輩が三善先輩を引きずる。
結局皆帰って行った。
二人だけになる。

「暗いしあぶねぇから家まで送ってく。」

彼はあたしの手を握った。



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