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レッテル 1

第8章 裏切り者




「なんかあったんスか?」

ヘアバンドで金髪の髪をとめている磐梯という人が言った。

「お前…ぜってぇ言わねぇって約束するか?」

誠也君の鋭い眼光が磐梯さんに突き刺さる。

「…はい。」

彼はゴクリと息を飲んだ。

「実は…俺達の中に薬を使ってる者が出た。」

「え…?」

「だからお前にそいつを探って欲しい。」

「それって…。」

「犯人探しだ。」

藤崎先輩が言った。

「裏切りもんは半殺し程度じゃすまさねぇ。俺達はそんな甘かねぇ。」

ドスの効いた声で三善先輩は呟いた。

「俺達ぁお前を信用している。……やってくれるな?」

「はい!!」

善田さんは力強く叫んだ。



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