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レッテル 1

第7章 タイマン




「立てよ…ガキ。」

「……ってぇ。」

「立てっつってんだろーが!!」

誠也君は松崎君の胸ぐらを掴んだ。
そして、何度も顔を殴っていく。

やめて


あたしのせいだ


あたしのせいで


こんなことなったんだ


止めなきゃ。


あたしが止めなきゃ。


「やめて!!誠也君!!死んじゃうよ!!やめて!!」

けれど、彼は殴る手を止めない。

「あたしが悪いの!!ほんとは誠也君のこと好きなのに…。」

あたしは誠也君の服を掴んだ。

「…桜?」

彼の手が一瞬止まった。


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