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レッテル 1

第7章 タイマン




「あたしの事好き?」

誰もいない校舎の裏に来た。

「…好きにきまってんだろ。」

「じゃあ、キスちょうだい。」

「は?お前どうしたんだよ?なんか…変だぞ。」

松崎君はあたしを揺さぶった。

「しっかりしろよ!!」

「抱いて欲しいんだ。」

「は?」

「ねぇ、…お願い。」

涙を流しながらあたしは言った。
彼は辛そうな顔をしていた。
そして、キスをしてきた。
舌が入ってくる



なんか違う。


こんなの違う。


分かってるのに。


ただあたしは彼に誠也君を重ねてるだけ。





最低。





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