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レッテル 1
第7章 タイマン
7月。
あれから、誠也君とは会ってない。
学校でも帰り道でも彼に会わないようにした。
彼が何度か教室に来ていたと聞いた。
「桜ちゃんいる?」
昼休み。教室でいつもの四人とご飯食べていると藤崎さんが来た。
「あれあの時の人じゃん。」
千加が言った。
「あの時って?」
「ほら、6月に校門のとこにいた…。」
「イケメン!?」
麻央が反応した。
「あ、藤崎先輩。」
あたしはドアを見た。
すると彼は麻央の方に手を振るとこっちを見た。
「来て。」
彼はそう言った。
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